面接に行ったらブラック企業っぽかった。
働いてみたらやっぱりブラックだった。
転職してみてもブラックだった。
もう、怖くてどこにも勤めたくない・・・。
周りの友人を見渡せば、文句を言いつつも働けている人がいる。
仕事のやりがいを感じていると言う人もいる。
心許せる上司や同僚に出会えたと言う人もいる。
なぜ自分はそんな会社に出合えないのだろうか・・?
世の中にはブラック企業にばかり引き寄せられてしまう人がいますが、そのような人たちには似たような共通点があると言われています。もちろん全ての人に当てはまるとは限らないのですが、特徴を知ることで自分の行動を見直すきっかけをつかめるかもしれません。
いつまでも同じ行動をしていては、同じ失敗を繰り返すばかりです。
いつもより少しだけ自分を客観的に見て、次にとるべき行動を考えてみて下さい。
「ブラック企業」という言葉に囚われていませんか?
「これブラックですか?」とか
「それはブラックって言わない」とか
「ブラックの定義は何か」とか。
こんなやりとり、ネット上でよく見ますよね。
これ、実に無駄もったいないやり取りだと思いませんか?
こういうのはセクハラ、パワハラとかの「◯◯ハラスメント」と同じで、受け取る側が「ブラックだ」と思ったらブラックで良いと思います。そうじゃないと「仕事の問題を解決する」という本題からズレてしまいます。
ブラックだろうがブラックじゃなかろうが「働いていける」と思える会社に出会えていないという事実は変わらないはずです。いくら「ブラックはひどい!おかしい!」と企業を責めても何も生み出さないんです。自分が負の感情に囚われて、悪循環を生み出すだけ。もったいなさすぎます。
「ブラックが云々・・・」と考えすぎる人は、まずそれをやめましょう。
「ブラック企業」に引き寄せられる人の「思考のクセ」
仕事探しで大切なのは続けていこうと思える会社に出会うことですよね。
ところがブラック企業に引き寄せられる人は「こんな会社は嫌だ」という視点で選びがちです。
「それの何が悪いの?」
「本当にそう思うんだから、しょうがないじゃない」
と思うかもしれませんが、ここに大きな落とし穴があるんです。
【募集要項の記載例】
年収300万~500万
(経験に応じて優遇)
やる気次第でどんどんスキルが身につく!仕事を任せます!
入社3年でリーダーになった先輩のコメント(年収1000万)
笑顔だけあれば大丈夫。
こんな言葉に惹かれたことはありませんか?(これは一例であり、上記のような募集要項を出す全ての企業を否定しているわけではありません)
「また人間関係で悩みたくない」と思うほど「優しく」に惹かれます。
「安い給料でこき使われたくない」と思うほど「昇給」や「楽」に惹かれます。
「やりがいが感じられない職場は嫌だ」と思うほど「やる気次第で」に惹かれます。
「あんな規則は嫌だ」「こんな人がいたら怖い」ということばかりを考えると、ブラック企業が言う『一見すると優しそうな言葉』に惹かれやすくなります。「具体性に欠ける曖昧で都合が良い言葉」と言うと分かりやすいでしょうか。
一瞬「良い会社の可能性があるかも?」という気はしますが、本当にそれだけです。むしろ、それだけしかないんです。そんな「一縷(いちる)の望みに託す」ような会社に勤めるなんて、ギャンブルと同じ。失敗する可能性の方が高くて当たり前なんです。
どうやってブラック企業を避けるのか?
ブラック企業ループから抜け出したいなら、甘い言葉に惹かれる原因となる「こんな会社は嫌だ」という軸で会社を選ぶのをやめることが大切です。
もっと分かりやすく言うと、今まで自分がとってきた行動の逆をする、ということになります。何度も言いますが、同じことをすればまた同じ失敗を繰り返す可能性は高いです。
どんな場所で働きたいのか?を明確にする
人は失敗を恐れれば恐れるほど、失敗に引き寄せれるもの。
だったら「嫌だったこと」を考えるより、自分がどんな場所で働きたいか?をしっかり考えることから始めましょう。きちんと現実を見て、できるだけ具体的に掘り下げて考え、まずは「自分はどうしたいのか?」をしっかり知る必要があります。
「給料が低いのは嫌だ」という人に給与の高い求人を紹介すると「ちょっと違うかも?」という顔をされることがよくあります。しかし、よくよく話を聞くと「そこまで高い給料じゃなくても良いかも・・・」と言うのです。
過去の経験にとらわれて本来の自分を見失うというのは、そういった恐ろしさがあります。
本当に大切にしたいことが他にあるにも関わらず、「ちょっと違う」と思っている求人に応募して、気がついた時にはブラック企業に引き寄せられてしまう・・・。
だからこそ、本当に自分が大切にしたいことを忘れないようにしなければいけません。
「いくら考えても大切にしたいことが分からない」という人のためにアドバイスをするならば、転職を成功させた人に聞いた「仕事選びで大切だと思ったこと」は人、労働環境でしたよ。
成功している人から学べること
転職サイトを眺めて「良い会社ねーなー」ってため息つくことありませんか?私にも昔そういう時期がありました。
でも、それでやれることは終わりじゃありませんよね?
簡単に上手くいっているように見える人ほど、たくさん行動しているものです。
良い環境に1発で出会える人は意外と多くありません。もし採用されても「合わないと思ったら断る」ぐらいの気持ちでどんどん面接した方が「合う人」「良い労働環境」に出会える確率は当然高くなります。
他の転職サイトは活用しましたか?エージェントの利用は考えましたか?
私自身の話をすると、活かせるスキルもない、有名大学を出ているわけでもない、それなのにある有名企業からスカウトを受けたことがあります。それは誰も知らないようなニッチな中小規模のサイトでした(まさかこんなに良いオファーが来るとは思ってませんでしたが)。
大きいサイトは求人数も多くて便利ですが、競走も激しいです。対して小さいサイトは求人数は大手に負けますが、競争率はグッと下がります。登録して2ヶ月めに急に良い案件が飛び出してくることもあります。
転職サイトに登録をしたものの「履歴書登録をしない」という人も意外と多いそうです。しかし、オファーというのは履歴書登録をした人にしか来ることはありません。ほんの10分、20分で済むことなのに自ら機会損失をしている人が多いんです。
確かにスカウトは「変な会社の営業」とか「いかにもブラック」から来るオファーの方が多いですが、それが全てではありません。自分で「無理」と決めつけたら本当に無理になってしまいます。履歴書登録にお金がかかるわけじゃないですし、やって損はないはず。
こうやって考えていくとまだまだ抜け道はあるし、出来ることは残っているのではないでしょうか。イチロー選手も「腰は軽いほうが良い」って言ってましたよ。
まとめ
自分の性格のクセを知れば対処法はきちんと見つかります。
今までの自分と反対の行動をとる。もしくは、やったことのない方法を試してみる。これを心掛けることがブラックから卒業する第一歩です。
笑える日は絶対にやってくる。
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急がなくても良いと思います。ただ、少しずつでも確実に行動していきましょう。億劫になったら「イチローに怒られる」と思って踏ん張って下さい。
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