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転職と新卒の面接は全く違う!気持ちを楽にする思考法。


面接っていうと、初めて転職する皆さんは「また新卒の時のあれやるのかぁ。恐いなぁ」なんて思ってしまいがちなもの。

ところが・・・

新卒と転職の面接は全く違います。

いい意味で、転職の面接の方がずーっと楽です。

これは私が2回の転職を経験し、何十回と面接に行って感じたこと。

今回お話することは、よく考えたら当たり前のことばかりです。しかし皆さん必死になりすぎて、ついつい忘れてしまいがちになってしまうことでもあります。

新卒と転職の違いをちゃんと理解すること。

それは、できるだけ気楽に構え、自分が働く会社を見極め、相手の会社に自分のことを知ってもらうために大切なことです。

考えすぎて見落としてしまわないように、困ったときにいつでも思い出せるように、しっかりと心に記憶して欲しいなと思います。

新卒は「人物」と「学歴」重視。でしたよね?

まずは転職との違いを知るために、新卒ってどんなだったかな?と思い出してみましょう。

学生上がりの新卒は、仕事に役立つスキルも知識も、そして社会人としての常識も持っていないものとして見なされます。

そうなると重視されるのは「学歴」「社風に合う人間かどうか」だったはずです。

「人物」重視。学歴は飾り程度のもの。

企業は利益を上げることを目的としています。

ですから利益に貢献できたり、貢献をサポートしていける人間であれば多少人格に難があろうが、学歴が劣っていようが関係ありません

ところが新卒の場合、社会人として働き始めた時にどのような能力を発揮するのか、学生自身も分かっていなければ企業だって正確にはわからないですよね。

だから一番重視されるのは「人物」(性格・雰囲気・話した感じ)であり、学歴は必要最低限の知識を持っているかどうか、見極めるために使う企業がほとんどです。

(中には学歴にこだわる会社も未だにありますが・・・)

新卒が苦しい理由は、自分を作って売り込むから

学歴が飾りとなると、学生は「いかに会社の商品に興味・関心があるか」と「いかに他者とのコミュニケーション能力があるか」を示す必要があるため、必死に自分を売り込みます

『何をアピールしたら良いのか分からないまま売り込む』

これが学生が苦しむ原因です。

こんなの大人だって難しいですよね。学生は頑張ってます。

本当は能力的に長けているものがあっても、会社に役立つかどうか分からないものはPRできない。下手に「役立ちますよ」なんて言ったら「何も知らない若造が」なんて思われて終わりの厳しい世界です。

転職の面接に必要なものって何だと思いますか?

カンが良い人はここまでで気がついているかもしれません。

新卒は知らないけど、自分なら分かること、ありますよね?

それが転職に必要なことです。

転職は「企業とのマッチング」を行う場所

どんなに短期間だろうが社会人としての経験がある人は、それなりの条件を持って転職活動に望むはずです。

  • 給料
  • 時間
  • 職種
  • 部署
  • 企業規模


条件は人によって様々ですが、誰もが実際の社会人経験によって知ることができた、自分なりの考えを持っているはずなんです。これって新卒との大きな違いですよね?

転職はこの自分の条件と、会社側が提示する条件ができるだけ近い会社を探す作業なんです。

つまり条件のマッチングです。

ですから自分を売り込むために嘘をつく必要も、自分をよく見せようとして緊張する必要もないんです。

逆に自分をよく見せすぎたり、嘘をついて採用されたり、もう面接が嫌だからと条件を下げすぎて転職すると、結果的に自分に合わない会社を引き寄せてしまうことも多いです。

転職を後悔しないためにも、できるだけ自分に正直な状態で面接に挑んで欲しいと思います。

「数」と「時間」良いマッチングを行うための覚悟

自分に正直に。そうなるとマッチングは簡単には上手くいきません。中には運が良い人もいますけどね。

だからこそ、最初からある程度の数をこなすこと、多少時間がかかる覚悟をしておくことはとても重要です。

よくハローワークで「早い人で◯ヶ月で・・・」なんて話をされたりすると

「頑張れば早く転職できるんだ!」

「早く転職できる人は優秀!?」

みたいなイメージを刷り込まれてしまうのですが、早く採用してもらうことにばかり重点をおいて焦ってしまうのは危険です。

条件を落とし過ぎたり、気が乗らないまま働き出したり、転職を後悔してしまう結果になりがち

その点、最初からある程度覚悟していた人は強いんです。

気を楽にする、「数」と「時間」の覚悟

最初から「合わなかったらしょうがない」という気持ちを持っているとこんな良いことがあります。

  • 1、面接で緊張しにくくなる。
  • 2、合わない会社を遠ざけることができる
  • 3、落ちてもショックが小さい

・・・相手企業に合わせ過ぎないことで、自分の中の条件や考えをブレずに保つことができます。人間どうしても自信のないことを言う時ほど緊張するものです。焦らず自分をきちんと持つことで、自分の考えをきちんと相手に伝え、また相手を見極めることもしやすくなります。

・・・嘘をついて採用されても、会社は嘘のあなたを採用したことになり、転職の後悔を生み出します。自分の軸となる考えを持つことで、合わない会社に断ってもらう勇気を持つことができますし、落ちた時のショックもかなり軽減されます。

・・・全くショックがない、とまでは言いませんがかなり軽減されます。落ちたら「あー、あの会社は自分に合わない会社だったんだぁ。採用されなくて良かったなぁ。これで転職に後悔しなくて済むよ」と思えるようになったら完璧です。

気持ちを楽に持つことが、一番の近道。

焦ってしまうと相手に伝わらないだけではなく、自分が相手をきちんと見極めることができなくなり、良い会社を見逃してしまう可能性も高くなります。

自分の中のセンサーを上手に働かせて冷静な判断をするためにも、時間と心にゆとりを持ちましょう。

急ぎたい時ほど、焦らず冷静に。

「数」と「時間」を覚悟しましょう。

結局はそれが「後悔しない転職」と「できるだけ早い就職」を両立する近道になるはず。

どんなにわずかな経験でも、新卒より知っていることが絶対にあります。

冷静に自分を見つめなおし、良い就職先に辿り着けますように。

 2015/12/1  

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