By: MIXTRIBE
転職には色々な形がありますが、知り合いに仕事を紹介してもらうというのも１つの方法です。
日雇いのアルバイト先で出会った人から、仕事を紹介されて収入が倍増した∪さんのエピソードを紹介します。
日雇いバイト先で出会いで独立へ
私は新卒で入った企業を２年で退職しました。
特に不満もなかったのですがやりたいことがあったので辞めました。その後は、すぐに正社員として転職はせずにしばらく派遣会社に登録して日雇いのアルバイトをしていました。給料は１日８０００～１００００円。
色んな工事現場にいって雑用をこなすような仕事です。
日雇いバイトは思わぬ出会いがあるかも？
日雇いバイトの工事現場には色んな人がいます。
リストラにあった人、病気で会社勤めができなくなった人、俳優、芸人、ミュージシャンを目指している人とか、とにかく色々います。男ばかりですけどね。
中には本業の収入が少ないので、腰掛けでやっている人も多いです。
俳優、ダンサー、カメラマン、格闘家のように入ってくる仕事が安定しない職業の方もいるし、ヤフオクで結構稼いでるけどちょっと足りないから月に何度か、なんて人もいました。
私が登録していた派遣会社には、一昔前によくテレビに出ていた芸人さんがいたりして驚きました。今はどうなっているかわからないですけど・・・
数ヶ月同じ現場で働くようになると自然と仲良くなって色んな話が聞けて面白かったです。
私は若かったので、なぜこの年齢でこの仕事をしているのかよく聞かれました。
拘束時間が短い仕事がしたい
そんなとき、私は正直に話していました。
音楽をやっていたので、自由な時間が欲しかったんですよ。
工事現場の仕事は８ー１７時できっかり終わるので、毎日夜にスタジオに入れます。
日によって勤務時間が違うこともないし、思わぬ残業で夜遅くまでかかるということもありませんから都合が良かったんです。
用事があって休みたいときは好きに休めますし、けっこう快適なものです。
でも給料には不満がありました。交通費なしで１日８０００円ですから、急な出費には対応出来ません。
どうにかしたいと思いつつ、アルバイトですから簡単に収入は増えません。時間を取るかお金を取るかの鬩ぎ合いですね。
そんな感じだったので、たまに別な仕事をしながらもたまに現場にやってくる人には相談していたんです。
そうこうしていたら、ある日カメラマンのＨさんから話が来ました。
「◯◯君、カメラマンやってみない？今よりも時間が自由になるよ」
カメラマンなんて、専門的な仕事は自分に出来る訳がないと思ったので躊躇しました。
でも、よくよく聞いてみると自分でも出来そうな内容でした。
現場監督の替わりに記録写真を撮る
By: Sadie Hernandez
カメラマンというから、どこかの撮影スタジオでアシスタントをしたり、事件が起きた現場に急に駆けつけたりとか想像していたんですが、まるで違いました。
現場監督の替わりに工事記録の写真を撮る仕事です。
そんな仕事もあるんだなと思いました。
建築現場って、建設途中の様子とか、使った資材が何かとか、証拠写真みたいな感じでとにかくたくさん用意しなきゃいけないんですよ。役所の検査用とか、そういうのですね。
あれは大概現場監督が撮っているんですけど、どうしても手が回らない部分もあります。それを代行する仕事。
手が回らないときだけじゃなくて、もう全部任せちゃおうというところもあるみたいです。
話を振ってくれたＨさんは、自分の仕事の都合もあるから思うように対応できないので、手が空いている人を探していたんですね。
私のような人間はまさにうってつけだったんです。話を聞いてすぐやろうと決めました。
時間とお金、両方手に入れた
何が良かったかって、時間とお金、両方を手に入れられたことです。
これまでの現場のバイトは、８時から１７時まで拘束されていましたが、記録写真は撮ったら終わり。
たいてい２，３時間、早ければ１時間で終わることも。多少物量が多くても８時間もかかることはまずありません。
給料は時給じゃなくて、１日１現場いくら、という形。余裕があるときは２，３件回ることも出来ます。
それに記録用の写真ですから、プロのカメラマンほどの腕がなくてもなんとかなる。ただそこにあるものを、それが何かわかるように撮るだけですからね。
もちろん、それなりに苦労はしましたけど。
こんないい話があるのかと衝撃を受けましたね。
おかげで、音楽活動にも力を入れられるようになったし、収入もちょっと言えないくらいに増えました。
仕事を捌ききれずに探している人もいる
・・・以上が日雇いバイトからカメラマンに転身した∪さんのエピソードです。
働く時間も短くて、収入も倍増なんて、いやはや羨ましい話ですね。
バイト先での出会いから、見事転職に成功した良い例です。
彼は、知り合ったカメラマンが捌ききれない仕事を引き受けることで、実質独立してしまいました。
個人でフリーランスとして仕事をしている人は、こういうパターンは多いかもしれませんね。身体は１つですから、何でも引き受けるわけにもいきません。
でも、繋がっておきたい人からの依頼は出来れば断りたくない、でも仕事を降る相手もいない。
このエピソードの場合、カメラマンのＨさんはカメラマン仲間に仕事を振っても良かったんでしょうけど、Ｈさんと同じように、別のカメラマンもまた自分の仕事を持っていますから、毎度都合をつけるのは難しいという事情もあります。
そこに暇だった∪さんがちょうど良く現れてくれたと。
日雇いバイトでも普段から真面目に働こう
仕事内容も素人からのスタートで十分出来る範囲だったことは幸運でしたが、カメラマンのＨさんは普段から∪さんの仕事ぶりを見ていたんだと思います。
写真を撮れるかどうかわからないＵさんを誘うわけですからね。何か感じるものがなければ声はかけませんよ、普通。
たとえ日雇いのバイトでもまじめに働いていれば見ている人はいる、ということです。
もちろん、こんなに上手くのは稀ですが、世の中何が起きるかわかりません。
チャンスを引き寄せられるように努力を惜しまない、またチャンスが来たら逃さない、という姿勢は大切にしたいですね。
転職までのつなぎのつもりが思わぬ出会いがあるかもしれません。
1日から働ける激短バイト！ショットワークス
TSUTAYAでおなじみT-SITEがおくるバイト求人情報【おしごと発見T-SITE】スタート！
寮費・水道光熱費無料・食事付のリゾートバイト！
