転職したい、でも踏み切れない。
そう思っている人は多いと思います。人が行動に移せないときは、得てして考えが具体的にまとまっていないときです。
なぜ、自分は転職しないのか??
人生は選択の連続と言います。だから転職したいけど踏み切れないと思っているあなたは、「転職しない」という選択を自ら繰り返しているのです。それも、毎日。
行動を起こせない。
それは自分の中で「転職する理由」がはっきりしていない、つまり「転職しない理由」をたくさん持っているということです。でもやっぱり、何かのきっかけで転職したくなるからモヤモヤする。
以下に転職しない理由を列挙します。自分はどうか、考えてみてください。
もしこれで納得がいくのであれば、あなたは本当に転職する必要がないのです。
あなたが転職しない理由
人間関係に問題がない
- 社内の人間関係
- 上司や人事からの評価
- 風通しの良さ
会社を「辞めたい」と思わせる最も多い理由が、人間関係の悩みだと言われています。もし今あなたが人間関係に大きな問題を抱えていないなら、それはとても幸せなことです。
逆に上司や同僚と合わない、上手くコミュニケーションが取れない、評価が悪いと言う人。自分が変わることで解決する問題と解決しない問題があります。
自分がどちらか、考えてみて下さい。変わる余地がある、と感じる人はまだ転職しなくても大丈夫かもしれません。
会社の業績・給料が良い
会社の業績が良さは、安定という名の「安心」を与えてくれます。
一つ前の項目では、人間関係で「辞めたい」と悩む人が多いと書きましたが、実はお金に関しては逆の意味で重視する人が多いんです。それは「これがあるから辞められない」という気持ち。
実質、この2つが悩みのツートップと言って良いと思います。
お金が自分(や家族)にとって何者にも代え難いことで、絶対に必要なものであるならば手放したくないと思う人もいるでしょう。
でももし、今の会社にいたたまれない気持ちでいるのならば、会社の業績や給料なんて知ったこっちゃないんです。今は思わなくても、次第にどうでも良くなってくるはずです。
あなたの会社の業績・給料には、いたたまれない気持ちを跳ね除け、働き続けるだけの価値がありますか?
キャリアを積むことが出来る
将来の具体的な目標があり、今の会社ではたらくことでキャリアを積むことが出来るのであれば、続けるべきでしょう。
自分が描いているビジョンと、今積み重ねているものが大きく離れていたら、それは不幸なことかもしれません。
昇進にも興味がない
やりたい仕事でもない
充実感もない
これではいくら積み上げても無駄になってしまいます。
・・・・無駄ではないかもしれませんが、もったいない状態であることは確かです。
思いもよらないところで役に立つことはあるかもしれませんが、心身に異常をきたすほどやせ我慢して回り道をする必要があるのでしょうか。回り道も楽しんで歩いていれば幸せだと感じる人もいますけどね。
回り道か、そうでないか。
楽しいか、楽しくないか。
あなたはどちらですか?
経営陣が優秀
経営陣が優秀な会社。素晴らしいですね。
あなたが経営陣から何か学べるものがあると感じているならば、自分を成長させてくれるものが残っているはずです。まだまだ積極的に学びたいですね。
技術、実行力、人間性、先見の明。
その道で成功している人から学ぶものは多いものです。
人間関係も給料も、大きな目標の前では跳ね除けられる問題だったりします。
もし今そういう人が会社にいるのならば、それでも転職したいですか?
社風が好き
自分が勤めている会社の社風が好きだ。
そんなことを心の底から言える人はどれくらいいるんでしょうか。下町ロケットかGoogleの社員ぐらいじゃないかと思いますが。
家族的なところが好きなのか、伝統があって良いのか、挑戦を奨励する雰囲気なのか、社風が好きでいられるというのはとても幸せなことです。
やりがいがある
その仕事を続ける理由に「やりがい」を一番にあげる人も多いですね。
いわゆる自己実現のためなのか、責任を担うことに歓びを得るのか、売上を上げることが楽しいのか。人それぞれです。
「やりがい」は仕事内容だけでは決まりません。複数の条件が合致しないと得られない感情です。
もしなにかひとつでも見出せるものがあるのなら、もう少し今の仕事を続けても良いのではないでしょうか。
本当に満足しているのか
転職しない理由を挙げてみました。
どれかひとつでも、強烈に違和感を覚えるものがあるのなら、転職するには十分な理由です。
逆に、たったひとつの理由によって、他の全てに目を瞑ることが出来るなら、あなたは幸せだと言えます。
転職するべきか、このまま続けるべきか悩んでいる人は考えてみてください。
上に挙げた項目を考えているうちに新たな質問が思い浮かび、より深く自分の仕事について考えることが出来るかもしれません。