転職を妻に納得してもらえない。
子どものこと、給料のこと、全て話したつもりなのに・・・。
そんな人から相談を受けることがあるのですが、大概の人ができないないことがあります。それは
妻の目線で考えることです。
「相手の目線に立って考える」というのは商売の世界では大切なことだと言われますが、「転職における夫婦問題」においても同じよう大切な要素なんです。「妻を幸せにする」と決めて一緒に暮らし始めたはずが、時間が経つにつれて徐々に見えなくなってしまっていることはないでしょうか。
妻はこういう人間だ、毎日一緒に過ごしてきたから分かるんだ。
本当にその考えが合っていると自信を持って言えるでしょうか?
説得したけど妻が分かってくれない。
では、あなたは妻の何を分かっていますか?
説得できない夫と納得しない妻は似ている
(photo by 17Millimeters)
「説得」となると、ほとんどの人は「自分の考え」や「意思」を伝えようとします。となると多くの人がやってしまうのが
「俺の苦悩を知って欲しい」
ということ。どれだけ苦しいか、どれだけ本気か、どれだけ家族のことを考えているのか?
そう思うのは当たり前の感情なのですが、当たり前すぎるからこそ厄介な問題なのです。
「説得できない夫」と「納得しない妻」
ある既婚女性の話です。
アラサーの「A子」は結婚後子どもを授かり、子育てに専念するため退職。家事も育児もきちんとこなし、誰にも文句を言わせない自信があります。夫の親戚にも、ご近所にも評判の良い女性。
そんなA子でもストレスが溜まることもあります。子どもが小さくて人と合う時間もない。最近友達と会ってないな。あの人どうしてるかな。社会に置いて行かれる気がする。でも、子どもは置いていけない。夫は忙しいけど話を聞いてもらいたい、そんな時もある。
とにかく自分を分かってほしい。
いつ帰ってくるだろうか?
仕事で疲れてるだろうか?
どういう話なら聞いてもらえるだろうか?
私は今まで家事をきちんとこなしてきた。
夫にも家事で迷惑をかけたことはない。
「だったら、多少疲れていても話を聞いてくれるだろう」
何とか夫に分かってもらおうと話をします。ご近所さんとこんなことがあった。子どもが大変だった。内情を実感できない夫に事実を述べまくる妻。
分かって!
私はこんなにストレスが溜まっている。子育てと家事の両立って大変なの。
分かって!!
聞いてちょうだい!!!
だけど、夫は「そっかー」と疲れた相槌をうつだけ。
もしくは「ご近所さんも悪い人じゃないからさ」なんて嬉しくない言葉も・・。
そう、これがそのまま逆転したのが「説得できない夫」です。
「何でわかってくれないの?」
「何で私より仕事の疲れを優先するの?」
妻が言うのと同じことを、夫はしています。
「説得する=自分の考えを分かってもらう」
ではありません。
説得するためには、相手の話や考えに純粋に耳を傾けることです。
自分の主張ばかりではなく相手の考えをまず知る事。先ほどの妻も「自分だけじゃなく夫も大変」という気持ち、夫を知ろう、聞こうとする気持ちををもう少し大きく持てたなら話す内容も違ったかもしれません。子育ての愚痴ではなく、子どものために仕事を頑張ろうと思えるような話に。
説得するというのは「話す」ではなく「聞く」ことから始まります。
変えられるのは、いつだって自分だけ。
こういう話をすると、やっぱり相手が悪いと言い張る人がいます。
今すぐ最初から読みなおして下さい。
確かに、妻が変わればあなたは変われるかもしれない。でも、いつ変わるのですか?ほっといたって妻はは変わりません。ならば、変えられるのはあなただけです。あなたが変わることで、妻との関係が変わり、妻も変わっていきます。
説得することと納得してもらうことは違う
(photo by Jordan Sarkisian)
妻を説得したい人が忘れてはいけないのは
「説得すれば納得してもらえるわけではない」
ということ。
相手に説得されている時は分かるのに、自分がする側だと毎日一緒に暮らしていても見えなくなってしまう。
- じゃあ、俺の気持ちはどうなるんだ?
- 100%確実な将来の約束なんて存在しない
- 面と向かって聞くのが恐い、面倒くさい
気持ちはわかって欲しい、でも約束も話を聞くのもできない。
それならば説得なんて一生かかってもできない。大切なのは話を聞くこと、つまり「妻との間にある考えの溝を埋めることができるかどうか」だと気が付かなければいけません。
話を聞かない妻と、話を聞かない夫は似ています。その自覚を持てるかどうかです。
まとめ
溝を埋めると意外なことが分かるものです。
本当に妻が望んでいるのは安定性なのか。今の会社に安定性があると勘違いしていないか。・・・溝が何なのか?は夫婦によって違いますが、それが何なのかを探すべきです。
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