転職の最後の勝負どころは「面接」です。
せっかく通過した書類審査、後悔しないためにもしっかりと落ち着いて受け答えしたいものです。受かる受からないも大事ですが、その前に考えておくべきことはきちんと考えておきましょう。
私が転職活動を始めたばかりの頃は何も考えずに挑みました。「新卒と変わらないでしょ?」なんて気持ちで行って玉砕。今思うと、かなり遠回りなことをしたよなぁと思います。
たくさん面接を受けてきて「間違えてた・・」と思うことがいくつもあったので、同じような悩みを持つ人の参考になれば幸いです。
転職の面接における心構え
まずは「面接に挑む前」の心構えです。ここ、意外と重要かも。
「条件が多い」のは必ずしもマイナス要素とは限らない
社会人としての経験が半年だろうと5年だろうと、転職者は何かしらの条件を持って仕事を探すはずです。それの何が新卒と違うのか?というと
経験に基いて条件を提示していることです。
確かに新卒だって条件はあるでしょうが、それはどれも予想の範囲でしかありません。
- 時間・勤務地・給料
- 業種・部署
- 社風・人間関係
人によって求めるものはさまざまですが、「実際の経験」以上に説得力のあるものはありません。例えば、新卒の言う「この職種で働きたい」と、転職の言うそれとは説得力がまるで違うのは分かりますよね?
よく自分の希望条件に対して弱気になる人がいますが、全くの逆だと思います。自分がなぜその条件を提示しているのか、その理由そのもに価値があり、武器にもなるんです。
「売り込み」よりも「マッチング」
転職者は実際に働いた経験から何かを感じ、その上で条件を決めているはずです。そして条件を持っているのは会社側も同じ。ならば大切なのはマッチングですよね。
自分の希望と条件が合う会社を探し求めるのが転職であり、新卒はPR要素が強いので、似たように見えてもアプローチの仕方が全く違います。
ということで、次は「面接を受ける時」に気をつけてほしいことです。
転職の面接におけるアピール方法
アピールと言うより「成功するための行動論・精神論」みたいな感じでしょうか・・
自分に正直になり、冷静に見極めること
「自分の条件」や「考え方の軸」をしっかり持ち、どんな会社かこちらが見極める気持ちで面接に挑みましょう。
相手に合わせよう、よく見られよう、そう思いすぎると自分がどんな人間か、何を希望しているのかが伝わりにくくなってしまいます。
これは本当に不思議なのですが、よく見られたい時ほど緊張してしまうし、落ちた時のショックが大きいものです。「頑張ったのに何で」とか「自分は情けない」とか。
面接は「自分を伝える」ため、「相手の話を聞く」ためにあります。
「合わせる」というのは本来の目的からズレた行為にならないように。
適度に情熱を付け加えて印象を良くする
転職者は新卒と違って「フレッシュが売り」ではありませんから、冷静な態度は好印象を与えます。ただし気をつけたいのは「生意気」だと思われないようにすることです。
会社について勉強していくのは勿論ですが、興味を持ったこと、良いと思ったことは素直に相手に伝えましょう。相手は先輩ですからね。
話を盛りすぎない
自分の得意なことなどを相手に伝える時、「表現方法を変える」という選択肢を取りましょう。話をモリモリに盛ったり、大嘘は良くありません。
嘘をついた状態で内定されてしまうと「合わない会社」を引き寄せてしまうことがあります。そういう人は転職を後悔し、結局また転職するハメになったりするものです。本当に勿体無い。
人は自身のなさを誤魔化そうとする時に嘘をつきますが、大概バレます。と言いますか、バレればまだ良いですが、ついうっかり採用された日には「嘘をついた自分を採用した会社」に勤めることになりかねませんから、自分にとっても相手にとっても良いことなんて一つもありません。
ただ、正直すぎる人もちょっと「??」なので、表現を工夫してみて下さい。
落ちることをビビってはいけない
最後に、転職の面接において一番大切なポイントです。
それは「嘘をつかない」ということは、内定率が下がるかもしれないということです。
こう言うと「なーんだ。がっかり。」みたいなことを言う人がいるのですが、「内定率」と「後悔のない転職」というのは必ずしもイコールではありません。ですよね?内定率を上げるために嘘をつくことに意味があるとは思えません。
落ちることが自分の将来にとって必ずしも悪いことじゃない、ということを覚えておいて下さい。
「応募」が強い心をつくる
とは言っても、何度も落ちるとだんだん気分が萎えてくるのは避けられません。そこで大切のは「先手を打つ」ということです。
面接に行く前に次の会社をたくさんピックアップし、履歴書をしっかりと書いておくのがおすすめ。
面接が終わってイマイチだとすぐに動く気になれないですし、たとえ面接の手応えが良くても、結果を待つ間にボーッとしていたら落ちた時のショックが倍になったりますよね。自分は一体何を浮かれていたんだろう・・・みたいな感じで・・。
「落ちても次がある状態」を自ら作ることで、一つ一つの面接に挑む時のプレッシャーが減るのでスムーズに受け答えしやすくなります。もし落ちてショックを受けても、履歴書を投函するだけの状態なら気持ちを次の会社に向けやすくなります。
ピックアップできる会社が少ない場合は、まだ使っていない別の転職サイトを活用すると見つけやすくなると思います。
まとめ
数をこなすことが冷静さを産み、良い結果につながる最大の近道です。よほど能力が高い人じゃない限り、近道を探す人ほど遠回りしてしまいます。
ハローワークに行くと「早く内定をもらうために」とか「企業が求める人とは」とか「いかにPRするか」とか、私が今回言ったのと逆のことばかり教えられますが、実際に転職活動をしてみて「そうじゃない」と気がつきました。
どんなこともそうですが、経験者しか分からない実情もあるんでしょうね。
良い転職ができますように。
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