この仕事をやめるって決めて、どのくらい経っただろう?
繰り返される毎日の仕事、顔を合わせる職場の人間、自分の中に湧き上がるやるせない感情、怒り。
何となく毎日が過ぎてしまっている人も、ストレスで爆発しそうになる人もいると思います。
仕事を辞める。
ただそれだけのことなのに、思いの外時間がかかるものです。
なぜ苦しい思いをしてまで・・・。その答えは私達の身体の仕組みにあります。知ればちょっと楽になるかもしれない、そんな話。
動けなくなり悩んでしまう、脳と身体の仕組みとは?
私達が悩む理由は何でしょうか?
仕事を辞めることによる影響があまりにも大きいから?そうかもしれません。
実際には大変じゃないのに、必要以上に考えすぎてしまうから?そうかもしれません。
色々なことを考えますよね?何とかしたいから。
その一つ一つはきっと全部正解だし、どれも不正解かもしれません。
例えば、こんな有名な話があります。
『人は脳で考える前に身体が動いている』
転びそうな時にさっと構えるのは反射。瞬きや消化のように、自分の意思とは関係なく行われる自然な活動。これらを差す言葉だということは誰もが知っています。
ただ、この話を勘違いしている人が多いのですが『反射』や『自然現象』に限ったことではありません。
『人は何かを自分の意思で行うことはできないが、ストップすることはできる。』
ウソでしょ?だって自分で「あれやろう」と思って行動してるし、自分の意思で決めてるんだよ、と思いますよね。
でも、それは違います。
私たちは「あれやろう」と思ってから行動をしているように思ってしまいがちですが、「あれやろう」と思う前に身体が動いている、そういう意味なんです。
思っている?いや、思わされている。
これは私達の人生経験によって勝手に判断が行われているから起こる現象であり、自分の意思とは関係ない。「あれやろう」と思わされているということです。
そんな中で唯一自分の意思で実行できることが「行動をストップすること」なのです。
本を取りに行こうと立ち上がったのに、冷蔵庫を開けている。よくある話ですね。この場合、冷蔵庫に向かおうとする自分を止めて、本を取りに行くよう修正することはできるということです。
話がそれてきました。
身体は答えを知っている。
脳や身体は今まであなたが何に苦しんで、どういうことにショックを受けてきたか、どのくらいの衝撃に耐えられるかを知っています。あなたの意思以上に。
あなたに勇気がないからでも、根性がないからでも、タイミングが掴めないからでもありません。その時は自然とやってくるものです。
自分を信じ、楽に構えて時を待ちなさい。身体がそう言っていると思いませんか?
苦しくなったら『プラス』の自分を想像できるものに触れよう
楽に構えた方がフラットな目線でタイミングを掴めるもの。人間は焦って興奮状態になると、判断力が鈍るという特徴も持っています。
それでもどうしても苦しくなったら。
何も言えず、辞めたい気持ちばかりが募ったら。
次の仕事について夢を馳せて、できるだけプラスのことを考えられるものに触れてみて下さい。
転職サイトでどんな会社があるか眺めて、お酒を飲みながらあれこれ想像するだけでも良いです。無料でできますからね。成功した人の本を読んでみるのでも構わないです。
とにかく次の自分を想像できるような、ワクワクするものが良いですね。
意識を離してタイミングを待つ
今の職場のことで頭がいっぱいの自分から意識を離してあげましょう。
大丈夫です、その時は驚くほど自然にやってきます。
そして意外なほどあっけなく終わるものです。
私はものをハッキリ言えるタイプですが、それでも言うまでに半年、言ってから辞めるまでに3ヶ月かかりました。そんなもんです。
言えない時は、タイミングじゃない。苦しくなったら未来の自分を想像できるプラスの情報に触れる。
ぜひやってみて下さい。